葬儀後の主な手続き
まずは、葬儀後に主に必要な手続きを押さえておきましょう。全体的な概要がわかっていれば、葬儀後スムーズです。主に、6つあります。
- 各種名義変更
- 生命保険
- 所得税の確定申告
- 遺産相続
- 健康保険
- 年金
それぞれ具体的に見ていきましょう。
名義変更の手続き<なるべく早く>
名義変更で必要な主な事項は、
- 世帯主変更
- 公共料金の名義
- 引き落とし口座
- 賃貸住宅の名義
といったものがあります。世帯主の変更は14日以内。その他の手続きも、なるべく早めに済ませておきましょう。
預貯金や株式など財産相続に関わるものは、遺産相続の手続きが終わってから、名義変更を行います。
生命保険の手続き<1ヶ月程度>
生命保険は、申請期限が設けられていれば、確認するようにしましょう。ですが、1ヶ月くらいで手続きを済ませておいた方が良いです。
保険会社に連絡すれば、必要書類が送付されてきますので、添付書類と合わせて返送します。
ただし、これは受取人が決まっている場合です。指定されない場合は、遺産相続の方に回されます。
所得税の確定申告<4ヶ月以内>
故人が会社員(給与所得者)だった場合は、特に気にする必要がありません。
自営業だった場合は、所得税の確定申告を行う必要があります。ここで支払った所得税は、相続財産から控除されます。
所得税は、1月1日〜死亡した日までの期間を計算してます。1月1日から3月15日までの間に死亡した場合は、前年度分の確定申告も同時に必要になります。
遺産相続<10ヶ月以内>
最も大変なのが遺産相続でしょう。こ相続税の納付期限が10ヶ月以内ですので、早い段階から準備を開始する必要があります。
葬儀会社が仲介して、弁護士サポートを提供するサービスもあります。
健康保険の手続き<2年以内>
葬祭費や埋葬料の請求ができますので、忘れずに手続きをしておきましょう。健保組合や役所にいけば、必要な手続きや書類を教えてくれます。
年金の手続き<5年以内>
故人が年金受給者の場合は、まず受給の停止手続きをしましょう。そのままにしておくと、後でまとめて返金しないといけない場合がります。
年金の条件によりますが、遺族に関しては、遺族年金、寡婦年金、死亡一時金などをもらうことができます。条件が複雑だと思いますので、年金を取り仕切っている窓口への問い合わせが必要です。