葬儀費用を安く抑えるポイント
葬儀費用は高額です。できれば、費用を安く抑えたいところ。ポイントは、「とにかく安く」と考える前に、「必要以上に高くしない」ことを考えることです。
具体的には、どうすればいいのでしょうか。「葬儀費用はなぜ高くなるのか」の記事を踏まえて、安くするためのポイントについて書いていきます。
事前に葬儀の準備をしておく
葬儀費用を安くする上で、最も大切なことは、「事前の準備」です。これに尽きます。
亡くなった当日にアタフタしても、冷静に判断できません。あらかじめ、どういう葬儀にするか考えておく必要があります。
- 葬儀のスタイル
- 葬儀の知識
- 葬儀会社の検討
このようなポイントを押さえておきましょう。
葬儀のスタイル
葬儀の費用で、一番変動幅が大きいのが
- 人数
- 形式
の2点です。この2点で、葬儀費用が高くも安くもなります。
お葬式の人数は?
人数が多いと、会場が広くなり、飲食代も変わります。どの程度の規模で行うのか、あらかじめ、参列者の範囲を考えておきましょう。葬儀費用を安く抑えるなら、身内だけの家族葬がオススメです。
お葬式の形式は?
大体大きく分けて、お葬式の形式は4種類あります。- 一般葬
- 家族葬
- 一日葬
- 直葬
一般葬以外の3つが、いわゆる「小さなお葬式」と呼ばれる葬儀形式です。詳しい違いについては、「家族葬・一日葬・直葬の違い」をご覧ください。
小さなお葬式は、費用が定額な葬儀会社も多いので、事前に把握しておくと、安心ですね。
葬儀の知識
細かい知識は必要ありませんが、葬儀費用を安くするためには、どういう費用がかかるのかを知っておく必要があると思います。
- 葬儀自体の費用
- 飲食代などの費用
- お布施などの費用
大きく分けて以上の3つが、葬儀全般の費用です。見積もりで提示されるのは、「1.葬儀自体の費用」だけだったりするケースもあり、終わってみれば、2と3の費用もかかり、想定外の出費になる可能性もあります。
「葬儀自体の費用」の内訳にも、棺や祭壇のランクが設けられていることがあります。ちょっとしたランクの差で、費用が全然違うこともあります。
こういった「知識」を前もって知っておくことが大切ですね。
葬儀会社の検討
葬儀費用を安くするために、重要なポイントです。
亡くなった当日は、特に何もなければ、病院と提携している葬儀会社が来るケースが多いでしょう。
となると、選択肢は限られ、費用は膨らむ一方。本来は、見積りを見て比較検討できるはずなのに、そんなことを考えることもなく決めてしまうと、高い葬儀プランになってしまいます。
また、病院から故人を「搬送」することだけを、提携の葬儀会社に依頼することができます。でも、大体は搬送した葬儀会社で、葬儀まで依頼してしまいますよね。
こんな風な事態にならないためにも、事前に見積もりを取って比較検討をし、葬儀会社を絞っておけば、当日慌てることがありません。