葬儀費用はなぜ高くなるのか
葬儀費用の平均は200万円と言われています。冷静に考えると、非常に高いですよね?当たり前のように見えますが、葬儀費用がなぜ高くなるのか考えてみましょう。高くなる理由がわかれば、葬儀費用を安くするポイントが見えてきます。
葬儀費用が膨らむ理由
葬儀費用が高い理由は一言でいえば、「事前に準備しておらず、いきなり葬儀を決めることになるから」です。
ドタバタして時間がないなか、詳細を確認することもなく、慌ただしく決めてしまう。そして、葬儀が終わってみたら、思った以上の金額に・・・、という事態になりかねませんよね。
葬儀費用が思ったより高くなる具体的な理由を考えてみましょう。
葬儀会社の言われるがまま
葬儀費用が高くなる根本的な原因が、「葬儀会社の言われるがままにする」からです。
身内の方が亡くなって、ドタバタしている中、病院に葬儀会社の担当者があらわれ、よくわからないまま決めてしまう。
「それは必要ないのでは」「高すぎる」と思っていても、「故人のためですから」とか「こういうのが一般的です」と言われてしまうと、「そういうものなのか」と思って押し切られてしまいますよね。
お葬式に関する知識がない
お葬式の取り仕切る側、喪主になることは、人生で数少ないと思います。ですので、自分から意識しないと、葬儀の知識を得る機会がありません。
たとえば、見積もりを見ても、追加費用がどこまでの範囲なのかを押さえておかないと、当初想定していた金額よりも、多く支払うことになります。
良心的な葬儀会社は別として、喪主側にあまり知識がないことを見越して、あれこれ費用を加えて、葬儀のプランを決めようとする葬儀会社もありますので、注意しましょう。
ゆっくり検討している暇がない
亡くなった当日、葬儀会社が来て、葬儀プランの説明をはじめます。そこでちょっと違和感があっても、他の葬儀会社と比較検討できずに、高い料金で決めてしまう場合があります。
悪く言えば、そういうところに付け込んでくる葬儀会社もある、ということですね。
本来、そんな高額な出費は、あっという間に相手の言われるがままに決めるものじゃありませんよね?
「一生に一度のこと」に騙されない
結婚式とお葬式は、「一生に一度のことだから」お金がたくさんかかる、というところが根本的に似ています。一番の違いは、「事前にじっくり検討した上で、納得してお金を払っているかどうか」でしょう。
つまり、お葬式においても、「事前にじっくり検討する」「式の内容に納得する」ことができれば、お葬式全般に対するストレスを減らし、満足度を上げることができる、ということですね。
では、次に、費用をどうすれば安く抑えられるのか、について考えてみましょう。