家族葬・一日葬・直葬の違い
「家族葬」について調べ始めると、「直葬」「一日葬」「家族葬」と3種類の葬儀が紹介されることが多いです。いわゆる「小さなお葬式」とも呼ばれています。家族葬・一日葬・直葬は、何が違うのかについて、簡単にご説明します。
私自身も、最初はどこが違うかわかりにくかったんですよね。
家族葬>一日葬>直葬
一般的なお葬式のサイズを小さくしたのが、家族葬です。
さらにその家族葬からいくつかの要素を除いたものが、一日葬、さらにシンプルにしたのが直葬です。費用も家族葬、一日葬、直葬の順で安くなっていきます。
ひとつひとつ、違いを見ていくと理解しやすいと思います。
一般葬と家族葬の違い
一般葬と家族葬は、全体的な進行は大体似ています。
一番の違いは「参列者の範囲」です。
一般葬は、外部の人も含め参列者が多いため、葬儀場も広くなり、準備などで色々お金がかかります。
家族葬は、身内のみですので、会場も狭くてすみ、必要なことだけに絞られるので、費用が抑えられます。
家族葬と一日葬の違い
家族葬では、お通夜、葬儀・告別式、両方を行います。
一日葬は、お通夜か葬儀・告別式、「どちらか」を行います。そこが違います。一日葬で一般的なのは、葬儀・告別式のみのお葬式です。
遠方でのお葬式の場合、お通夜と葬儀・告別式と2日間わたって行うと大変な場合がありますので、1日で日帰りも可能な「一日葬」というスタイルがあります。
一日葬と直葬の違い
一日葬よりも、さらに簡素にしたのが「直葬」です。火葬式、とも呼ばれています。
一日葬から、葬儀・告別式を除いたスタイルです。つまり、葬儀を行わずに火葬のみを行う、という葬儀の形です。
お葬式の費用は最も安いので、たとえば、介護や治療ですでにお金を使ってしまい、葬儀の費用負担が厳しいような方には良いのかもしれません。
直葬の場合、菩提寺に納骨できない場合がありますので、事前に確認しましょう。
家族葬・一日葬・直葬のまとめ
なんとなくイメージがつかめましたでしょうか。
つまり、一般葬、家族葬、一日葬、直葬の違いをまとめると以下のとおりです。
- 一般葬
↓参列者を絞る - 家族葬
↓お通夜を除く - 一日葬
↓葬儀を除く - 直葬
自分たちが執り行う葬儀がどこまで必要なのか考えて、適切な葬儀の形式を選択してください。
家族葬にして、お通夜は最も親しい親族、葬儀・告別式は親族全員、という家族葬と一日葬を合わせた葬儀の形も、個人的にはいいのかな、と思っています。