エンディングノートの書き方
エンディングノートの書き方は、まず必要な項目を把握して、ノートに記録します。専用のノートでも、普通のノートでも構いません。無料でエンディングノートを入手する方法もありますので、最後にご紹介します。
エンディングノートの書き方は簡単!
エンディングノート、という名前を聞くと難しいように感じるかもしれませんが、書き方さえわかっていれば、意外と簡単です。あまり形式にこだわらず、必要な項目を記入すれば、大丈夫です。
項目の記入例
いくつか代表的な項目をピックアップしてみますね。そうすると、エンディングノートの書き方がわかってくると思います。書く際の参考にしてください。
葬儀の形式
- 一般葬
- 家族葬
- 一日葬
- 直葬
エンディングノートを書き始めるとき、最初に考えたい項目ですね。遺族にとっても、本人の希望がわかれば、葬儀を進行しやすいです。
葬儀の費用
葬儀の形式が決まれば、大体の費用がわかります。お葬式にお金を使ってほしくなければ、その希望を書いておいた方がいいですね。
事前に本人がお金を用意しておくのであれば、その金額を記入しておきましょう。
葬儀会社
生前予約のページで書きましたが、生前予約をしている、もしくは、葬儀会社の目処がある、というのなら、葬儀会社名、連絡先、担当者を記入します。
臨終後すぐに連絡できるように、連絡先はエンディングノートに書く以外にも、家族には伝えておいた方がいいでしょう。
葬儀の内容・希望
自分が思いつくまま、希望があれば記入します。
- 祭壇(花葬儀を希望など)
- 遺影の写真
- 葬儀で流す音楽
- 会葬返礼品・香典返しの希望
- 埋葬場所
たとえば、上記のような内容です。
連絡先
「エンディングノートとは」のページで触れましたが、遺族は、本人の交友関係を把握しておらず、訃報の知らせ等が適切に行い場合があります。
連絡先を書いておくことは非常に重要ですので、エンディングノートに忘れずに書いておきましょう。
連絡先は以下のように、段階を分けることをオススメします。
- 危篤時に連絡する人
- 死後すぐに連絡・葬儀に参列してほしい人
- 葬儀後に死亡通知を送る人
連絡先には、
- 名前(難しい漢字には読み方)
- 携帯電話番号
- 住所
- (できれば)メールアドレス
といった項目を記入するようにします。
葬儀後の手続きのため
遺言書を書く場合には必要ないかもしれませんが、葬儀後に行う手続きで必要になる事項を書いておきましょう。
例えば、生命保険、年金、所得税、印鑑の場所などです。本人しかわからないことも多いですので、エンディングノートに書いておくと、葬儀後の手続きがスムーズです。
参考記事:葬儀後の主な手続き
エンディングノートは連絡帳
以上が、エンディングノートの書き方の例です。なんとなくエンディングノートのイメージが掴めたでしょうか。
細かい書き方にはこだわらず、葬儀のときに伝えておきたいことを中心に記入していけば、大丈夫です。本人と家族の「連絡帳」だと思ってください。
次に、エンディングノートを書くときの注意点について触れていきます。