葬儀後の手続きのために事前にするべき2つのこと
葬儀後の手続きに関して、事前に知っておいた方がよいポイントがいくつかあります。葬儀後に慌てないように、あらかじめチェックしておきましょう。
葬儀が終わった後に使うために、事前にやっておく必要があるポイントからご説明します。
死亡診断書は、コピーを必ず数枚とっておく
死亡届と死亡診断書が1枚の用紙になています。病院で亡くなった場合、医師が死亡診断書を書いてくれるので、受け取った後、自分で死亡届の部分を記入します。
死亡診断書は、病院によって、料金が違います。1枚目は無料で、2枚目から有料(1000円〜)、という病院もあれば、1枚目から有料の病院もあります。
2〜3枚発行してもらってもいいですし、1枚だけ発行してもらい、あとはコピーでも大丈夫です。
生命保険や年金の手続きで必要になりますので、忘れないようにしましょう。
葬儀を行う葬儀会社に死亡診断書を渡す
死亡届を出さないと、「火葬許可証」が交付されません。火葬許可証は、火葬を行う上で必要な書類です。亡くなった当日か翌日までには手続きをしましょう。
葬儀会社が手続きを行なってくれる場合が多いです。
ただし、病院からの搬送と安置だけを病院指定の葬儀会社にお願いして、葬儀を別の葬儀会社に依頼する場合は注意が必要です。
搬送の葬儀会社が、死亡届を持ったまま手続きを進めてしまい、葬儀が断りにくくなるというケースがあるそうです。
あくまで、「葬儀」をお願いする葬儀会社に死亡届を渡すようにしましょう。
そういったトラブルを避けるためにも、死亡診断書は数枚発行してもらった方がいいかもしれませんね。
葬儀の出費は領収書をもらう
葬儀費用は、遺産相続の税金控除の対象になります。具体的には以下の様な項目です。
- 葬儀会社への支払い
- 料理の支払い(仕出し屋、寿司屋など)
- 寺院・神社・教会への謝礼
忘れずに領収書をもらうようにしましょう。
気をつけておかないと忘れそうなのが、「お布施」です。「お布施」も相続財産から控除されます。
こちら側で金額を入れた領収書を持参し、謝礼を渡すときにサインをしてもらいましょう。直接渡せない分は、「預かり金」として、「仮領収証」をもらっておきます。
葬儀全体の費用となると、かなりの金額になりますので、領収書を必ず忘れずにもらっておくことを覚えていおいてください。