家族葬儀の流れと手順
家族葬の全体的な流れを簡単にまとめてみました。葬儀の流れをイメージしておくと、事前の準備がスムーズになります。以下の10のステップに分けて、家族葬の流れについて触れていきたいと思います。
- 危篤の知らせを受ける
- 臨終
- 葬儀会社を決める
- 安置
- 葬儀会社と打ち合わせをする
- 納棺
- 通夜
- 葬儀・告別式
- 火葬・拾骨
- 繰上げ法要
1.危篤の知らせを受ける
まず、親族に連絡します。葬儀会社を事前に選んでいない場合は、このタイミングで葬儀会社を選んでおくと、その後にトラブルが少ないと思います。
お寺などにも連絡しておきましょう。
2.臨終
病院で亡くなった場合は、末期の水など、病院が必要な手続きを進めてくれます。死亡診断書を受け取ります。必要なら、数枚もらえます。
3.葬儀会社を決める
遺体を霊安室から搬送が必要にありますので、事前に葬儀会社が決まっていれば、その葬儀会社へ依頼します。
この段階で、決まっていない場合は、病院指定の葬儀会社が搬送することになると思います。このとき、その葬儀会社には搬送・安置のみ依頼して、その間に葬儀を依頼する葬儀会社を探すというやり方があります。
病院指定の葬儀会社に全部お願いすると、割高になるケースがありますので、注意しましょう。
4.安置
遺体の安置は、自宅と安置専門の場所、葬儀場といういくつかのパターンがあります。
安置の段階の前後で、遺族で葬儀をどうするのかを話し合います。葬儀会社の決定や死亡届や遺影写真の準備もこのタイミングで行います。寺院にも依頼をします。
5.葬儀会社と打ち合わせをする
葬儀をどうするのかを葬儀会社と打ち合わせます。特に家族葬の場合は、経験のある葬儀会社に頼んでおくと安心ですね。
役所への死亡届・火葬許可申請書の提出をお願いするのも、このタイミングです。
見積りの確認、金額の確定を行いますので、慌てずちゃんと決めましょう。
6.納棺
故人の旅立ちの衣装を準備します。遺体を整え納棺します。棺に入れたいものがあれば、用意しておきましょう。ここまでで、一区切りです。
7.通夜
葬儀会社と通夜の打ち合わせを行います。また、参列者の受付や僧侶の対応があります。その後、通夜振る舞いで食事を取り、翌日の葬儀・告別式について、葬儀会社と打ち合わせもする必要があります。
8.葬儀・告別式
葬儀の本番は、葬儀会社が進行してくれますので、任せて大丈夫です。読経や焼香が行われます。家族葬のメリットのひとつが、この葬儀・告別式がゆっくりできることですね。
葬儀・告別式が終わったら、出棺です。霊柩車に棺を載せて、火葬場へ向かいます。
9.火葬・拾骨
火葬中は、控え室で待機します。この間に食事を取ることもあります。火葬後は、拾骨をします。
家族葬によっては、火葬の前に繰上げ法要を行うこともあります。
10.繰上げ法要
還骨法要や繰り上げ初七日を行い、参列者は精進落とし(食事)が終わると、家族葬はひと通り終了です。